パリの漆たち① ルーブル美術館

  • いいね 659
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真1
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真2
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真3
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真4
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真5
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真6
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真7
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真8
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真9
  • パリの漆たち① ルーブル美術館の写真10

2013年の8月、視察でフランスのパリに行った。
漆のヨーロッパにおける可能性を探るためだ。
夏真っ盛りのパリはとってもいい。
気候はカラッと涼しいし、夜9時でも空は明るい。
そうね、沖縄の秋の涼しさくらいかな。
街全体が華やかで、人々がウキウキしているのがわかる。
つられてこっちも楽しくなる。

 

大交易時代、琉球漆器はヨーロッパの貴族にもコレクションされていた。
1500年代にハプスブルグ家が収集した琉球漆器は朱赤の箔絵の椀だ。
マリーアントワネットも漆が好きだったという。
ということにかこつけてフランス出張という感じは。。。あると思います。
まぁともかく、パリに来たらルーブルでしょうということで、
ルーブル美術館を視察。

P1040254

たまに、デン、という感じで漆製品が置かれているのに驚く。

中にはキャプションがないのも少なくない。

多分、数が多いのだ。

P1040256

これは絶対日本製よね。でもキャプションなし。

P1040266

これ結構可愛い。女子好み。

多分ナポレオンの奥さんの部屋に展示していたものかな。

P1040262

ジョセフィーヌ、水を持てって違うな。誰だこれ。

P1040268

この手のタンスはホントに多かった。

街の骨董ギャラリーにもあったくらいだ。

日本や中国からの漆の屏風やらを剥がして、

こういう棚に貼るというのが流行っていたらしいのだ。

だからこの漆のパネル以外は漆に似せたニスだったりするらしい。

P1040255

ピ、ピンボケ。残念。申し訳ない。

ルーブル大きすぎて大変。腰がやられる。

しかし漆が装飾に使われている調度品や、漆器そのもの、

マリーアントワネット由来の漆製品など、

思っている以上に漆は多かった。

ガイドなどにはほとんど出ていない。

P1040272

またの訪問を何かの銅像とパリの街に誓うの図。

 

宮島さおり/NPO法人アートリンク理事長

沖縄の漆Webマガジン │ おきなわ漆Web

TOP