■2019.3.4
前田國男展/浦添市美術館
浦添市美術館の漆芸家シリーズ2018は
前田國男展
ー 漆芸の探求と造形への挑戦 ー
前田氏は、沖縄工業高等学校漆工科を卒業後に同校で助手に従事する一方で、
沖縄タイムス社主催の沖展に出品するなど創作活動をはじめました。兄で
漆芸家の前田孝允氏の前田漆芸アトリエに入り共に活動し、さらに伝統的な
漆の精製法と技術を学ぶため、老舗「紅房」に勤めて技を習得しました。
特に沖縄独特の朱漆に魅了されたそうです。沖展や日本工芸会の西部工芸展
などに出品し受賞を重ねました。故郷の大宜味村へ移ってからも専業の側で
作品の創作に挑み、作家として活動を続けています。オリジナルを求め探求し、
身近な自然や文化を主題にとり入れた独特な作品には定評があります。
そして、昨年5月に沖縄県指定無形文化財「琉球漆器」保持者に認定されました。
本展覧会では、前田國男氏の半生にわたる創意に満ちた作品約30点を紹介します。
作家ギャラリートークは、会期中の土・日 午前11時〜12時
日時:2019年3月20日(水)〜3月31日(日)9:30〜17:00(入館は16:30まで)
但し、金曜日は19:00まで(入館は18:30まで)
場所:浦添市美術館
入場料:無料